武器

武器は探索で敵を打ち倒すため、また盗賊たちから身を守るために必要になる装備である。 入手できる武器には、剣、槍、棍棒、弓など、さまざまな種類のものが存在する。

強力な武器を手に入れることができれば、敵により大きなダメージを与えられるようになり、タフな敵であっても恐れる必要がなくなる――ただし、武器を持つ冒険者の能力が追いついていれば。 優れた冒険者がすばらしい弓を手にしたならドラゴンでさえ怖くはないが、平凡な冒険者がすばらしい弓を手にしたとしても、相手にできるのはせいぜいコボルト程度だろう。

性能の意味

通常の武器の場合

近距離/遠距離

通常、武器による攻撃は前列にいる敵にしか届かないが、遠距離武器は後列にいる敵を狙うことができる。 さらに、パーティー内の後列からでも攻撃を仕掛けることができる(詳しくはパーティーと隊列を参照)。

両手

その武器が両手持ちであることを表している。両手持ちの武器を振るったラウンドには、盾で防御することができない

属性

攻撃の性質。 主な属性として、斬(斬撃)突(刺突)打(打撃)の三種類があり、敵によっては特定の属性を持つ武器で攻撃すると、ダメージが増減する。

たとえば植物タイプの敵相手には、斬撃武器(剣や斧など)によって、通常より大きなダメージを与えることができる。 逆に骸骨相手に刺突武器(槍や弓矢など)を使うと、あまり有効なダメージを与えることができない。

武器威力

この値が高いほど、命中1回あたりのダメージが大きくなる。

ただし、実際に敵に与えるダメージは、全命中分の合計になるため、必ずしも威力が高い方が「強い」武器だというわけではない。 威力7×3回攻撃の棍棒と、致傷力8×1回攻撃の槍があれば、たいていは棍棒のほうが大きいダメージを与えることができる。

攻撃回数(×○回)

1ラウンドに攻撃できる(命中させることができる)回数。 攻撃を当てにくい(回避力の高い)敵に対しては、攻撃回数が多いと有利に戦える。

熟練度

持ち主が、その武器の扱いにどれくらい習熟しているか。詳しくは「武器の熟練度」の項を参照。

杖の場合

「術威力」と「術制御」に関しては、呪文とMP内にある「術の行使」の項を参照。

武器の種類

武器は大きく11種類に分けることができる(この分類に当てはまらない武器もある)。

種別 盾の併用 属性 攻撃回数 回避 傾向
短剣 3回 +3 装備できるクラスが多く、回避に向いている。致傷力は低め。
長剣 3回 +2 攻防両面に優れた武器。装甲の固い相手は苦手。
両手剣 × 斬打 2回 威力はとても高いが、盾が使えないのが難点。
2回 威力が比較的高く、その上片手で扱えるのが魅力。
2回 全体的にバランスの取れた武器。
騎兵槍 × 突打 1回 -2 重戦士のみが装備可能。扱いにくいが、威力は絶大。
棍棒 3回 短剣よりもやや威力が高いが、回避には向かない。
× 1回 弓闘士のみが装備可能で、攻撃のたびに矢が必要。チャージによって高い威力を発揮する。
3回 術を強化するための武器。

武器の熟練度

1種類の武器をくりかえし振るい続けると、その武器に対する熟練度が上がっていく。

熟練度は0~100%の数値で表され、熟練度が高ければ高いほど、敵に攻撃を命中させやすくなる。 攻撃が当たりにくいと感じたときには、新しい武器ではなく、手慣れた武器の方を試してみよう。

性能の違う武器(変動武器)

迷宮の中で、通常とは性能の違った武器が手に入ることがある。 たとえば同じロングソードであっても、「良質な」ロングソードや「壊れた」ロングソード、「装飾された」ロングソードなど、性能が少しずつ異なるものが存在する。

こうした武器のことを変動武器と呼ぶ。

おもな変動効果

名前の前につく言葉 性能の違い
良質な 威力+1、命中+2
軽い 威力-1、命中+4
鋭い 威力+2
粗悪な 威力-1、命中-2
壊れた 威力-2、命中-4
装飾された 買ったとき・売ったときの価値が高い

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