新しい冒険者を登録するときには、8つのうちから1つのクラスを選ぶ必要がある。 どのクラスの冒険者たちでパーティーを編成するかによって、戦闘における戦略の立て方は、全く違ったものとなるだろう。
クラス | 向いた位置 | 呪文 | おもな特長 | 欠点 |
---|---|---|---|---|
軽戦士 | 前列 | 命中、回避 | 打たれ弱さ | |
重戦士 | 前列 | 一撃の威力、打たれ強さ、装備の数 | 攻撃の当たりにくさ | |
弓闘士 | どちらでも | 一撃の威力、遠距離攻撃 | 矢のコスト | |
探検家 | どちらでも | 宝箱の解錠と罠外し、探索補助能力 | 攻撃力 | |
僧 | どちらでも | 呪い・呪文からの防御、霊体の実体化 | 攻撃力 | |
術師 | 後列 | ○ | 術の威力、MP | 打たれ弱さ |
学者 | 後列 | ○ | 術の命中、アイテム鑑定、敵のHP・耐性看破 | MP、打たれ弱さ |
格闘家 | 前列 | 命中、回避、カウンター攻撃 | 攻撃力、打たれ弱さ |
機動力を生かして武器を振るい、洗練された技で敵を打ち倒すクラス。 攻撃力・回避力に優れており、敵に確実にダメージを与えることができる。
その反面、HPがやや低く、重い防具を装備することができないため、盾を使えない状態で攻撃を受けると脆い。
武器を用いた高度なフェイントで、敵一体の防御を誘導する。 これを受けた相手は、そのラウンドのあいだ回避力が-10され、さらに盾を使えない状態になる。
防御を考えず、全力で武器を振るう。 「猛襲」を行ったラウンドには、通常の倍の攻撃回数を得ることができるが、その代わりに盾を使うことができない。
短剣、長剣、槍、斧、棍棒、小型盾、外套、軽鎧
重い武器を軽々と振り回すパワーと、少しくらいの攻撃では倒れないタフさとを併せ持ったクラス。 その体力は攻撃役としてだけでなく、仲間の盾としても活躍してくれる。
しかし動きはそれほど素早くないため、敵からの攻撃を回避する能力には劣っている。 また、命中力の低さのために、素早い相手には思うようにダメージを与えられないのが難点。
渾身の力をこめた一撃を放つ(攻撃回数は1回になる)。 命中すれば敵を吹き飛ばし、その敵の行動を次のラウンドが終わるまで封じることができる。
弓、杖を除くすべて
弓矢での攻撃技術に特化したクラス。 一撃の破壊力では全クラス中最強を誇り、さらに命中力の高さと後列から攻撃できるという利点を併せ持つため、あらゆる状況で攻撃役として活躍する。
ただし弓矢での攻撃は1回ごとに矢を消費するため、常に矢のストックが必要となる。 また、弓矢と盾を同時に使うことはできないため、防御面にもやや不安が……。
1~3ラウンドの間集中し、命中率と威力を高めた矢を放つ。チャージ中は回避率が大幅に減少し、盾を使うこともできない。
弓、小型盾、大型盾、外套、軽鎧
戦闘技能よりも、探索そのものに関わる技能を究めるクラス。
戦闘においてはそれほど活躍できないが、探索に役立つさまざまな補助能力を備えている。 とくに、宝箱を開けるときに爆弾で吹っ飛ばされたくないのであれば、探検家の技能はおおいに役に立ってくれるだろう。
また、手先の器用さゆえに命中力が高く、攻撃が当たりにくい相手に対しては活躍の場がある。
影に身を隠し、敵から攻撃を受けない状態(潜伏状態)になる。
さらに隠れている状態では、戦闘コマンドの「攻撃」が「奇襲」に変化し、後列からでも攻撃できるようになる。
宝箱の解錠・罠外しで得られる技能経験値が2倍になる。
パーティー全員の逃走確率を10~20%ほど高める。
扉での「聞き耳」が100%成功するようになり、さらに敵の種類まで判別が可能になる。
戦闘中にアイテムを使用するとき、他のキャラクターよりも早く行動できる可能性が高い。
短剣、棍棒、小型盾、外套、軽鎧
悪意ある呪文や死者の怨念に対抗するため、精霊たちの力を借りるすべを編み出し、その技術を身につけたクラス。
戦闘技術においては、他のクラスに大きく遅れをとっているため、通常の敵との戦いでは力を発揮する機会がない。 しかし、もしも死霊や術師を相手にしたなら、そのとき僧の守りは大きな力となるだろう。
また、多くの武器・防具を装備できる点とHPの高さから、前衛に立っても戦力となりうる。
精霊に祈ることにより、そのラウンドのみ仲間全員への呪いを無効化する。さらに仲間への呪文攻撃を一定確率で打ち消す。
短剣、長剣、槍、斧、棍棒、小型盾、外套、軽鎧
強力な呪文を思うがままに操り、敵を粉砕し、仲間を守るクラス。 術はそのまま発動しても強力だが、特技の「ブースト」を使えばさらに強化できるため、短期決戦を望むときには特に役立ってくれる。
反面、前衛で戦うには攻撃力・防御力ともに不安が残るため、基本的には後衛から呪文を唱えることになるだろう。
呪文を唱える前に「ブースト」コマンドを選択することで、MPを2倍消費する代わりに、術の効果を強化する。 どの効果が強化されるのかは、術の種類によって異なり、また一部強化できない術もある。
「ブースト」コマンドの発動そのものには時間はかからない。また、「ブースト解除」コマンドを選択すると、元の状態に戻すことができる。
短剣、棍棒、杖、外套、軽鎧
不断の研究によって身につけた知識と呪文で、困難をすみやかに切り抜けるクラス。
MPの量や術の威力では術師に及ばないが、その分多彩な能力。 さらに、街に戻ることなくアイテムの鑑定が行えるという利点を持つため、学者がいれば迷宮内で見つけたアイテムもすぐに活用することができる。
最大の短所は体力のなさ。全クラス中でHPがもっとも低く、装備できるアイテムも限られているため、きちんと守らないとあっという間に倒れてしまうこともある。
街で鑑定を依頼しなくても、ステータス画面から持っているアイテムの鑑定を行うことができる(パーティー全員に有効)。
戦闘時、敵のHPを確認することができる。また、武器や術で攻撃を行うとき、その攻撃が相手に対して有効かどうかが分かる(パーティー全員に有効)。
短剣、棍棒、杖、外套
* ゲームに慣れたプレイヤー向け *
拳や脚による肉弾戦で敵を屠る、異能の戦士系クラス。 1撃の威力では武器を持った戦士にかなわないが、武器を持った相手とも対等に戦うための特殊な攻撃技を身につけている。
HPや基礎能力は高いものの、武器や防具をいっさい装備できないため、装甲の厚い相手にダメージを与えることが難しく、また非常に打たれ弱い。 格闘家をパーティーに加える場合には、ただひたすらに攻撃を繰り返すのではなく、精密打撃による能力減少やカウンター攻撃を狙った戦術を組み立てる必要がある。
敵の要所に狙いを定めた一撃を繰り出し、攻撃が命中した相手の能力値を減少させる(攻撃回数は1回になる)。 減少させる能力値は、5種類(筋力、器用さ、素早さ、集中力、霊感)のうちから1つを選ぶ。
2度、3度と精密打撃を繰り出すことで、能力値をさらに減少させていくこともできる。 ただし、減少させた能力値は、ラウンドが経過するとともに少しずつ回復していく。
敵1体からの攻撃をすべて回避すると、その直後にカウンター攻撃(威力2倍の1回攻撃)を繰り出すことができる。 この能力は1ラウンドに何回でも発動する。
素手攻撃の威力がレベルに応じて強化される。
防護力がレベルに応じて強化される。
なし
種別 | 軽 | 重 | 弓 | 探 | 僧 | 術 | 学 | 格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
短剣 | ○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
長剣 | ○ | ○ | - | - | ○ | - | - | - |
両手剣 | - | ○ | - | - | - | - | - | - |
槍 | ○ | ○ | - | - | ○ | - | - | - |
騎兵槍 | - | ○ | - | - | - | - | - | - |
斧 | ○ | ○ | - | - | ○ | - | - | - |
棍棒 | ○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
弓 | - | - | ○ | - | - | - | - | - |
杖 | - | - | - | - | - | ○ | ○ | - |
小型盾 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - | - | - |
大型盾 | - | ○ | ○ | - | - | - | - | - |
外套 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
軽鎧 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - | - |
重鎧 | - | ○ | - | - | - | - | - | - |
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