一部のクラス(術師と学者)は、「呪文」を習得することによって、さまざまな魔の力を行使することができる。
術師や学者は、レベルに応じて2~8種類の呪文から好きなものを選び、習得することができる。
呪文を習得すると、その呪文に対応した「術」を使うことができるようになる。 1つの呪文につき、2~4種類の術が存在しており、呪文を習得したばかりのときは1番目の術(基本術)しか使うことができない。 しばらくその呪文を使うことで、2番目、3番目の術も習得することができる。
例えば「火炎の呪文」を習得した術師は、最初はその呪文に関する理解が浅いため、基本術の「火走り」しか使えない。 しかし「火炎の呪文」を習得したままレベルアップすることで、新しい術「ヒートバリア」を使えるようになる。
術を発動するためには、呪文ごとの「MP」を消費する必要がある。 たとえば、「火炎の呪文」のMPが9点である術師が、MPを3点消費する術「火走り」を使う場合、この術師は3回までしか「火走り」を使うことができない。
MPの総量は、次の手段で増加させることができる。
つまりレベルが上がり、呪文に熟練していけば、始めのうちは3回までしか使えなかった術も、4回、5回、6回……と使える回数が増えていくことになる。
失ったMPは、街の宿屋で休息をとることで全回復する。
街の中にある「魔道師のあなぐら」を訪れ、「呪文の習得」を選択すると、次のような画面が表示される。
習得可能な呪文のリスト。左の「L」マークは、「幻視の呪文」「霧の呪文」がすでに習得済みであることを表している。 また、右の数値はそれぞれ、その呪文のMP最大値と熟練度(%)を表している。
選択中の呪文を習得することで、使えるようになる術のリスト。 術の右に表示されている数字は、「火走り」の消費MPが3であることを表している。
その時点で習得している呪文の数と、習得可能な最大呪文数(2つ習得済み / 3つまで習得可能)。
この画面で新たな呪文を習得したり、あるいは習得済みの呪文を忘れたりすることができる。 これらの習得/忘却は自由に行うことができる(料金は必要ない)。
一度に習得できる呪文の数は決まっている。 駆け出しの術師や学者であれば、せいぜい2~3の呪文しか習得できないが、経験を積み、レベルが上がれば、もっと多くの呪文を習得できるようになる。
最初のうちは一部(6種類)の呪文しか習得することができない。迷宮の探索中に、宝箱から「呪文書」を入手することで、新たな呪文を習得することができるようになる。
呪文を習得している冒険者は、以下の手順で術を発動することができる。
ただし、術によっては使える場面に制限がある。 たとえば、敵にダメージを与えるための術を、街の中で使うことはできない。
術を発動すると、MPを消費し、その消費量に応じて呪文の熟練度が高まる。
高いほど術のダメージ量や回復量が大きくなる。 この値は、冒険者の「霊感」の値と、そのとき装備している杖の「術威力」によって決まる。
高いほど攻撃術が命中しやすくなる。また、ダメージ量や回復量が安定し、ばらつきが少なくなる。 この値は、冒険者の「集中力」の値と、そのとき装備している杖の「術制御」によって決まる。
DarkHall プレイヤーズマニュアル